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WAKAZOがinochi Mirai Pre-summitを主催しました

2023年8月20日に、inochi Mirai Pre-summitをWAKAZO が主催しました。全国のinochi Gakusei innovators’ program(以下i-GIPとします)の中高生とUWC ISAK JAPANの学生、合わせて約100人が参加しました。

イベントの目的は、死生観を見つめることから、2025年に行われる大阪・関西万博のテーマにもある「いのち輝く」とはどういうことかを考える、ということです。

イベントの最初には、inochi 未来プロジェクト理事長で、大阪警察病院院長の澤芳樹先生、京都精華大学元学長、博覧会協会副会長のウスビ・サコ様から、ご挨拶をいただきました。 続いて行われたパネルディスカッションでは、澤先生、ウスビ・サコ様、Wellesley大学の山邊鈴さん、WAKAZOの川村美妃さんが参加し、「死生観からデザインするいのち輝く未来社会」をテーマに議論を交わしました。死に直面した経験から始まり、自分の人生に死というフレームを置いた上で考える自分の存在意義や、それを踏まえてどのように生きていくかということについて、話し合われました。 次に、全国の中高生が対面またはオンラインでグループを作り、死生観についての対話を行いました。414カードという対話カードを用いて、「死を見据えて自分が大切にしたいこと」を話したり、「LAST WORDS=自分が死ぬ前に残したい言葉」を考えたりしました。

死というテーマについて考えたことのない中高生も多く、はじめは中々言葉が出てこない姿も見受けられましたが、パネルディスカッションで得たヒントや、他の人の意見を踏まえて、自分の言葉を紡いでいる様子が印象的でした。

また、inochi WAKAZO Projectの大学生が一対話グループにつき一人ずつファシリテーターを担当し、中高生が話しやすい空間を作り出していました。

最後に、i-GIP関西、関東、北陸、九州、UWCに所属している代表の学生が、今イベントの感想を踏まえて、「今後どのようにいのちを輝かせていくか」ということについて全体に共有しました。

今イベントに参加した中高生からは、 「死生観と聞くと死に向けて準備している感じがしていたが、今の人生に輝きをもたらすものとして、また死は今生きた先にあるものとして考えられるようになり、ポジティブな捉え方ができるようになった。」 「自分の命は自分一人のものじゃなくて、死を自分にとっても他者にとっても意義あるものにするために私の人生をデザインしていきたいと思った。」 「死ぬことはマイナスなイメージが強くて、たとえば子供が生まれた話は初対面の人にもできるけど家族が亡くなったことは言い出しづらいと思っていましたが、こうやって話すと意外に死ぬ時のイメージがみんなに通っていたり全然思っても見なかったことを考えていたりして、もっと普段から話せる内容になったら人生に抱くイメージも変わってくるのかなと感じました。」 「私は、何事にも完璧な事が大切だと思っていて、そのためには何かが出来なければいけない、必ず誰かの役にたつべきだと考えてきましたが、自分の価値は生きているだけで生まれているのだとわかりました。これからも、死ぬまでの間に、死ぬことについて考える機会を作って意見共有などをして色んな人の死生観に触れたいし、私自身の死生観についても伝えていきたいなと思いました。」 「いつ死ぬかわからないのに、普段考えることのない死について、日常的に考えるきっかけとなりました。」 「死について全てがネガティブなイメージでしたがポジティブな考えも出来るのだと思いました。」 などのたくさんの感想が寄せられました。

WAKAZOは今後も、大阪・関西万博に向けて様々な企画を行っていきます。

               

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