inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KYUSHU

医療・ヘルスケア領域の中高生向け課外活動 - inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KYUSHU
inochi Gakusei Innovators' Program (i-GIP) 2024 KYUSHU
inochi Gakusei Innovators' Program (i-GIP) 2024 KYUSHU
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News

inochi Gakusei Innovators' Program 中高生が医療・ヘルスケアの 課題解決プランを競う、 次世代アントレプレナー育成を 実現する課外活動プログラム

inochi Gakusei Innovators' Program

課外活動プログラムであるinochi Gakusei Innovators' Program(i-GIP)とは、約5カ月間にわたって2∼4名から成る中高・高専生のチームが医療・ヘルスケア課題解決のプランを創出・実行し、競い合うプログラムです。

この課外活動プログラムはinochi WAKAZO Projectが運営しており、次世代のアントレプレナーを育成することで、これからの「いのちを守る未来社会」の実現を目指します。

本プログラムは2015年に関西で始まり、地域展開を進めながら課題解決に取り組んできました。10年目となる今年はKANSAI・KANTO・HOKURIKU・KYUSHUの4地域で開催されます。

  1. アントレプレナーを目指して

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - アントレプレナーを目指して

    医療・ヘルスケア課題に関心を持って応募し、選考を通過した中高・高専生2〜4名は大学生メンターとともに1つのチームを結成します。諸問題に立ち向かうアントレプレナーに必要不可欠なものとして、他者との関わりを掲げるi-GIPではチーム制を採用しています。

  2. 実際の声に触れながらの対話

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - 医療・ヘルスケアの課題解決プログラム

    当事者・関係者の方などとの対話を通して、「どのようなことに生きづらさを感じているのか、困っているのか」「どのようなことが求められているか」をお聞きして、様々な医療・ヘルスケア課題を肌感で捉えていきます。

  3. 医療・ヘルスケア課題を深く考えて

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - 医療・ヘルスケアの課題を考える

    当事者や関係者の方々を取り巻く医療・ヘルスケア問題の全体像を把握し、本質的な課題かつ自分のチームが取り組むべき課題は何なのかを考え、設定します。

  4. 開発・政策提言・対話・研究

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - 中高生による医療・ヘルスケアの課題解決

    開発(アイテムや技術、制度やプランの設計)・政策提言・対話・研究(クエスチョンの試行・検証継続)などの手段を検討しながら、自らが設定した課題を解決するために、プランを創出します。

  5. 計画を立て試行錯誤する課外活動の時間

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - 中高生向け医療・ヘルスケアの課外活動

    アントレプレナーに必要な「失敗から問いを立て、検証するサイクルを繰り返すことで成長する力」を培うことのできる段階です。チームメンバーやステークホルダーをはじめとする他者と対話しながら、創出したプランを実行・検証したり、政策提言への具体的な道筋を探ったりして、課題解決の精度を高めていきます。

  6. 次世代アントレプレナーの誕生

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANTO - 医療・ヘルスケアのアントレプレナーを育成する課外活動

    本課題解決プログラムの最後には約20チームから数チームが抜擢され、全地域合同のinochi WAKAZO Forumにて多数の観客の前で、医療・ヘルスケア課題を解決するプランのプレゼンテーションを行います。その中でグランプリを決定し、優秀チームにはプラン実現のための資金援助として15万円が授与されます。

ロコモティブシンドローム対策で、 生涯自由な生き方を。

ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)とは、運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態をいいます[1]。この運動器は筋肉・腱・靭帯・骨・関節・神経といった器官のことです。特に下半身を中心とした大きな筋肉の筋力低下に伴い、移動機能が衰えることで運動量が不足しやすくなります。その結果、さらに筋力が低下してロコモティブシンドロームの進行が加速する、という負のスパイラルに陥ることも少なくありません[2]

ロコモティブシンドロームは高齢者の疾患と捉えられることが多いですが、「子どもロコモ[3]」や「がんロコモ[4]」といった切り取り方もあり、日本におけるロコモティブシンドロームの人口は予備軍も含めると4700万人と推定されています[5]。高まるロコモティブシンドロームの重要性を受け、厚生労働省も取り組みを展開してきました。国民の健康目標を定めるものに「健康日本21」があります。2013年より開始した「健康日本21(第二次)[6]」の中での目標がロコモティブシンドロームの認知向上であったのに対し、本年より実施される「健康日本21(第三次)[7]」ではロコモティブシンドロームの減少を目指すように変化し、具体的な行動が求められるようになりました。

高齢化という側面のみならず、コロナ自粛後の身体変化としてもロコモティブシンドロームが注目を集めるいま[8]、将来の介護や寝たきりのリスクを軽減するためにも、早期の予防や発見への取り組み、適切なトレーニング、栄養改善の実施が必要だと考えます。

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 テーマ - ロコモティブシンドローム
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - i-GIP KYUSHU 代表 中野未来
i-GIP KYUSHU 代表
中野 未来

医療・ヘルスケアの課題解決を競うプログラムと聞いて、「面白そう!」と興味を持ったと同時に、「私たちなんかにできるのかな」と少し不安になった人もいるのではないでしょうか。

少なくとも、私自身が中高生として参加をした当初、というか参加してからの2か月はずっとその気持ちを抱いていました。

「ロコモティブシンドローム」というテーマのもと、誰かを救い、社会を動かしていくことはとても壮大で難しいことのように感じるかもしれません。

しかし、少し視点を変えて「自分のすぐ近くにいる誰かを救う」と考えればなんだかできそうな気がしませんか?

たとえ、それぞれのチームのペルソナが身近な人でなくとも、その方々へのヒアリングを重ね、相手を知り、課題に共感をすることによって、いつしか身近な存在になっているはずです。

同志のチームで団結し、社会を変えるためのアイディア、少しばかりの勇気と「救いたい!」という強い気持ちがあればきっと中高生のあなたにもできるはずです。

私なりのi-GIP KYUSHUに参加する中高生のみなさんへの目標は、「大きかれ、小さかれ、何らかの社会を変えてみよう」です。

約5か月間ではありますが、この目標に少しでも近づけるよう、苦戦しながら共に走り抜けていきましょう!

inochi Gakusei Innovators' Program 修了生の声

i-GIP's Achievements

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 実績

i-GIP Program

  1. 応募締切

  2. 合格通知

  3. Kick Off & Design Thinking Day(@九州大学百年講堂)

    ヘルスケア問題に対する初めの一歩はデザイン思考から

    • 概要

      デザイン思考は、漠然とした問題から課題を見つけ、解決策を創出するまでの一連の課題解決の基本の手法となります。そのため、九州大学芸術工学研究院の平井康之先生による、「注射のプリパレーション」というテーマでのワークショップをとおして、まずはデザイン思考を学びます。

    • ゲスト

      平井 康之様
      九州大学芸術工学研究院 ストラテジックデザイン部門 ソーシャル・イノベーションデザイン教授
  4. Hearing Day(@オンライン)

    ヒアリングの手法を学び、課題を見つけよう

    • 概要

      漠然とした問題の中から、解決すべき明確な「課題」を⾒つけるには、その問題で困っている⼈や関係者の⽅々に話を聴きに行くことがとても大事です。そのために、ヒアリングの仕⽅を学び、実際にヒアリングをすることで課題を見つけられる日にします。

  5. Mentoring Day

    課題解決策のフィードバックを受け、案をより洗練させよう

    • 概要

      様々な専門性を持つ方々をお招きして、各チームが考えた課題と解決策に関してフィードバックをいただきます。その結果、解決策の見直しなど試行錯誤が必要になった参加者のみなさんと一緒に、専門家やゲストメンターが課題解決策の良し悪しを見つつ、着目した課題を究めるのか、また別の課題に取り組むのかを考え、課題解決策の新たな道筋を見つけていく日にします。

  6. Another Method Day(@オンライン)

    発信について考え、課題解決策の伝え方を磨こう

    • 課題解決策を社会実装していくためには、伝えていくことが重要です。

      そのために、伝える内容を工夫することはもちろん、伝える媒体や、伝え方などを含めて学びます。

  7. 先端科学技術見学(@九州大学筑紫キャンパス)

    最先端の研究を見学し、興味関心を広げよう

    • 概要

      i-GIPで扱う医療とは異なるあらゆる分野に触れることで、新たな発見やイノベーションを創出する日です。様々な資料や研究を実際に目で見て体感し、i-GIPに参加する皆さんの興味関心を広げます。

  8. Short Pitch Day

    端的に課題解決について発表し、さらなる改善をしよう

    • 概要

      これまでの2か月のi-GIP の活動の成果を、プレゼンし、専門家からフィードバックをいただく日です。審査員には、東京工業大学の辻本将晴先生、そして九州大学病院の工藤孔梨子先生をお招きして、先生方の活動も併せてお聞きします。

    • ゲスト

      辻本 将晴様
      東京工業大学 技術経営専門職学位過程教授
      東京工業大学 イノベーションデザイン機構(IdP)機構長
      工藤 孔梨子様
      九州大学病院 国際医療部 講師
      アジア遠隔医療開発センター 副センター長
  9. WKC Forum(@オンライン)

    • 概要

      WHO健康開発総合研究センター (WHO神戸センター、WKC)との共同開催のフォーラムです。世界規模に存在する複雑な健康問題への対処方法を考えることで、i-GIPに参加する皆さんが、日本から世界へと目を向けられる日にします。

  10. Full Pitch Day(@オンライン)

    九州フォーラムに向けて完成度を高めよう

    • 概要

      他の参加者の発表やアドバイスからインスピレーションを得つつ、他者に伝わり課題解決に繋がるような最終発表になるように、KYUSHU GAKUSEI FORUMへ向けてぬかりない準備を⾏い、完成度を高めます。

  11. KYUSHU GAKUSEI FORUM

    6カ月間の努力の集大成へ

    • 概要

      課外活動プログラム「i-GIP」の集⼤成となる場であり、医療・ヘルスケア課題の解決⼿段の1つ「対話」を実践する場です。当事者・関係者をはじめとするご来場のお客様、保護者の⽅々、中⾼の先⽣⽅、その他多くの⽅々とロコモティブシンドロームについて共に考える場となります。

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 参加概要

アドバイザー

  • 大江 隆史
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 アドバイザー - 大江 隆史
    • NTT東日本 関東病院 院長
    • ロコモチャレンジ! 推進協議会 委員長
  • 中島 康晴
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 アドバイザー - 中島 康晴
    • 九州大学大学院医学研究院 整形外科分野 教授
    • 日本整形外科学会 理事長

サポーター

理事長

理事長 澤 芳樹
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 澤 芳樹
  • 大阪大学 名誉教授
  • 大阪警察病院 院長
  • 理事

  • 森尾 友宏
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 森尾 友宏
    • 東京医科歯科大学 小児科発生発達病態学分野 教授
  • 池野 文昭
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 池野 文昭
    • Program Director(US)
    • Stanford Biodesign Adivisory Director
    • Japan Biodesign
  • 中村 雅也
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 中村 雅也
    • 慶応義塾大学 整形外科学教室 教授
  • 田中 里佳
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 田中 里佳
    • 順天堂大学大学院 医学研究科 再生医学 主任教授
  • 鈴木 寛
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 鈴木 寛
    • 東京大学 教授
    • 慶応義塾大学 教授
    • 社会創発塾 塾長
  • 宮田 裕章
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 宮田 裕章
    • 慶應義塾大学医学部 政策医療政策・管理学教室 教授
  • 寺本 将之
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 寺本 将之
    • 大阪大学医学部医学科卒 医師
    • 公衆衛生学修士
  • 高橋 淳
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 高橋 淳
    • 京都大学 iPS細胞研究所 所長・教授

主催 Organizer

inochi WAKAZO Project × inochi未来プロジェクト

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi WAKAZO Project
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi未来プロジェクト

東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でいのちを守る社会を創る」という目的の下活動する“inochi WAKAZO Project”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。

inochi WAKAZO Projectとは

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi WAKAZO Project

「若者の力でいのちを守る社会を創る」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。

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一般社団法人inochi未来プロジェクトとは

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi未来プロジェクト

みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、健康で長生きできる街・国になることをめざします。2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科特任教授澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。

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