inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI

医療・ヘルスケア領域の中高生向け課外活動 - inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI
inochi Gakusei Innovators' Program (i-GIP) 2024 KANSAI
inochi Gakusei Innovators' Program (i-GIP) 2024 KANSAI
参加募集中 i - G I P 2 0 2 4 中高生説明会 4/25~5/22

News

inochi Gakusei Innovators' Program 中高生が医療・ヘルスケアの 課題解決プランを競う、 次世代アントレプレナー育成を 実現する課外活動プログラム

inochi Gakusei Innovators' Program

課外活動プログラムであるinochi Gakusei Innovators' Program(i-GIP)とは、約5カ月間にわたって2∼4名から成る中高・高専生のチームが医療・ヘルスケア課題解決のプランを創出・実行し、競い合うプログラムです。

この課外活動プログラムはinochi WAKAZO Projectが運営しており、次世代のアントレプレナーを育成することで、これからの「いのちを守る未来社会」の実現を目指します。

本プログラムは2015年に関西で始まり、地域展開を進めながら課題解決に取り組んできました。10年目となる今年はKANSAI・KANTO・HOKURIKU・KYUSHUの4地域で開催されます。

  1. アントレプレナーを目指して

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - アントレプレナーを目指して

    医療・ヘルスケア課題に関心を持って応募し、選考を通過した中高・高専生2〜4名は大学生メンターとともに1つのチームを結成します。諸問題に立ち向かうアントレプレナーに必要不可欠なものとして、他者との関わりを掲げるi-GIPではチーム制を採用しています。

  2. 実際の声に触れながらの対話

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - 医療・ヘルスケアの課題解決プログラム

    当事者・関係者の方などとの対話を通して、「どのようなことに生きづらさを感じているのか、困っているのか」「どのようなことが求められているか」をお聞きして、様々な医療・ヘルスケア課題を肌感で捉えていきます。

  3. 医療・ヘルスケア課題を深く考えて

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - 医療・ヘルスケアの課題を考える

    当事者や関係者の方々を取り巻く医療・ヘルスケア問題の全体像を把握し、本質的な課題かつ自分のチームが取り組むべき課題は何なのかを考え、設定します。

  4. 開発・政策提言・対話・研究

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - 中高生による医療・ヘルスケアの課題解決

    開発(アイテムや技術、制度やプランの設計)・政策提言・対話・研究(クエスチョンの試行・検証継続)などの手段を検討しながら、自らが設定した課題を解決するために、プランを創出します。

  5. 計画を立て試行錯誤する課外活動の時間

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - 中高生向け医療・ヘルスケアの課外活動

    アントレプレナーに必要な「失敗から問いを立て、検証するサイクルを繰り返すことで成長する力」を培うことのできる段階です。チームメンバーやステークホルダーをはじめとする他者と対話しながら、創出したプランを実行・検証したり、政策提言への具体的な道筋を探ったりして、課題解決の精度を高めていきます。

  6. 次世代アントレプレナーの誕生

    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI - 医療・ヘルスケアのアントレプレナーを育成する課外活動

    本課題解決プログラムの最後には約20チームから数チームが抜擢され、全地域合同のinochi WAKAZO Forumにて多数の観客の前で、医療・ヘルスケア課題を解決するプランのプレゼンテーションを行います。その中でグランプリを決定し、優秀チームにはプラン実現のための資金援助として15万円が授与されます。

ロコモティブシンドローム対策で、 生涯自由な生き方を。

ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)とは、運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態をいいます[1]。この運動器は筋肉・腱・靭帯・骨・関節・神経といった器官のことです。特に下半身を中心とした大きな筋肉の筋力低下に伴い、移動機能が衰えることで運動量が不足しやすくなります。その結果、さらに筋力が低下してロコモティブシンドロームの進行が加速する、という負のスパイラルに陥ることも少なくありません[2]

ロコモティブシンドロームは高齢者の疾患と捉えられることが多いですが、「子どもロコモ[3]」や「がんロコモ[4]」といった切り取り方もあり、日本におけるロコモティブシンドロームの人口は予備軍も含めると4700万人と推定されています[5]。高まるロコモティブシンドロームの重要性を受け、厚生労働省も取り組みを展開してきました。国民の健康目標を定めるものに「健康日本21」があります。2013年より開始した「健康日本21(第二次)[6]」の中での目標がロコモティブシンドロームの認知向上であったのに対し、本年より実施される「健康日本21(第三次)[7]」ではロコモティブシンドロームの減少を目指すように変化し、具体的な行動が求められるようになりました。

高齢化という側面のみならず、コロナ自粛後の身体変化としてもロコモティブシンドロームが注目を集めるいま[8]、将来の介護や寝たきりのリスクを軽減するためにも、早期の予防や発見への取り組み、適切なトレーニング、栄養改善の実施が必要だと考えます。

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 テーマ - ロコモティブシンドローム
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - i-GIP KANSAI 代表 濱田帆花
i-GIP KANSAI 代表
濱田 帆花

私は重度訪問介護の小さい資格をもっており、2年前から週に一度全身麻痺のある高齢者の方のところへ自立生活を支えるために通っています。最初は支えがあれば1人で立てる状態だったと聞いていますが、私が出会ったときには寝返りを自分で打つことも難しい状態でした。転倒による怪我で急速に症状が悪化したそうです。最近では症状の悪化に伴い発話によるコミュニケーションの低下が見られ、よく使う単語だけで私たちに指示するなど身近で重症化を感じています。

転倒を防止できなかったのか、リハビリに積極的に取り組んでもらう方法はないのか、私はそれを探すためにロコモティブシンドロームに取り組みます。

困っている人を見たときに助けたいと思ったこと、きっとありますよね。声をかける、実際に助けるのは勇気がいると思います。このプロジェクトを通してその一歩を一緒に踏み出しませんか?

inochi Gakusei Innovators' Program 修了生の声

i-GIP's Achievements

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 実績

2023 Program

  1. 応募締め切り(2023)

  2. 合否連絡(メール)(2023)

  3. Pre-Kickoff Meeting(オンライン開催)(2023)

    課題解決に触れる

    • 概要

      一次選考を通過した中高生に向け、運営大学生から今年度のテーマ『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』と、デザイン思考について説明を行いました。また、6/11-6/25の間に最低1回のメンタリングをメンターから受けてもらいました。

  4. メンタリング受付終わり(2023)

  5. プレゼンビデオ締め切り(2023)

  6. 合否連絡(メール)(2023)

  7. Kickoff Meeting(2023)

    医療・ヘルスケア分野に挑戦する課外活動の第一歩

    • 概要

      一緒に医療・ヘルスケア課題に取り組む大学生メンターと初めて対面し親睦を深めるとともに、活動に向けて士気を高めました。inochi未来プロジェクト理事長・澤先生より若者が課題解決に取り組む意義や心構えを教えていただいたのち、日本大学教授・陳先生の講演を通して睡眠時無呼吸症候群への理解を深めました。

    • ゲスト

      澤 芳樹
      大阪大学大学院医学系研究科 特任教授 / 大阪警察病院 院長 / 一般社団法人 inochi 未来プロジェクト 理事長
      陳 和夫
      日本大学医学部内科学系 睡眠学分野 睡眠医学・呼吸管理学講座 教授
  8. Design Thinking Day(2023)

    アントレプレナーへの一歩は課題発見から

    • 概要

      元大阪大学客員教授・木川田先生から、デザイン思考の講演とワークショップを頂きました。次に、株式会社マリ代表取締役・瀧様より、デザイン思考を用いた医療機器開発例を紹介いただき、最後にOBの小堀様から、チームで活動する上で大切なことを学びました。

      医療・ヘルスケア領域の中高生向け課外活動 - inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI
    • ゲスト

      木川田 一榮
      元 大阪大学 大学院 国際公共政策研究科 客員教授
      瀧 宏文
      株式会社 マリ 代表取締役
      小堀 拓磨
      金沢大学人間社会学域国際学類 4年 / i-GIP 2021 KANAZAWA メンター
  9. Mentoring Day#1(2023)

    より具体的な医療・ヘルスケア課題の設定

    • 概要

      経験を活かしたものづくりについて松下縫工所代表取締役・松下様からご講演いただいたのち、i-GIPのOBメンターから、課題解決への着目点についてアドバイスをいただきました。自分達が解決すべき医療・ヘルスケア課題の具体化を進めました。

    • ゲスト

      松下 十良
      株式会社 松下縫工所 代表取締役
  10. Prototyping Day(2023)

    開発・対話・研究・政策提言_出口戦略を学ぶ

    • 概要

      株式会社ここにある社長・藤本様のご講演で、画期的なアイデアを生むには自分自身が楽しむことが必要だと学びました。その後、京都試作ネット様のご指導の下で実際にプロトタイピングに挑戦し、新たな着眼点を得ました。

      医療・ヘルスケア領域の中高生向け課外活動 - inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI
    • ゲスト

      藤本 遼
      株式会社 ここにある 代表取締役
      佐々木 智一
      一般社団法人 京都試作ネット 代表理事 / 佐々木化学薬品株式会社 代表取締役
      岡本 貴利
      株式会社 イーエル・オカモト 代表取締役
      小島 久嗣
      共進電機株式会社 代表取締役
  11. Presentation Day(2023)

    課外活動プログラムで学ぶ、人に伝わるコミュニケーション

    • 概要

      人に伝わるプレゼンテーションについて学び、実践演習を行うとともに、大学生からはもちろん中高生同士のフィードバックからも新たな気づきを得ました。

  12. Interim Presentation(2023)

    医療・ヘルスケア課題解決の軌跡を振り返る

    • 概要

      全チームが発表を行い、医療、ビジネスなどで活躍する多様な審査員からアドバイスを頂きました。優秀なチームには表彰も行いました。

      医療・ヘルスケア領域の中高生向け課外活動 - inochi Gakusei Innovators' Program 2024 KANSAI
    • ゲスト

      田岡 凌
      suswork 株式会社 代表取締役社長
      瀧 宏文
      株式会社 マリ 代表取締役
      村田 七海
      和歌山県立医科大学附属病院 研修医 / 学生団体 WAKA×YAMA Founder / Global Shapers Community 所属
      其道 忠久
      株式会社 電通 / inochi未来プロジェクト 事務局
  13. Mentoring Day#2(2023)

    時には立ち止まり方向転換、そして社会実装へ

    • 概要

      ゲストメンターから社会実装に焦点を当てたアドバイスを頂き、 i-GIP終了後のビジョンをより明瞭にしました。アントレプレナーにとって試行錯誤がいかに大切か実感する日となりました。

    • ゲスト

      田岡 凌(online)
      suswork株式会社 代表取締役社長
      高橋 徳行
      武蔵大学 学長
      清元 佑紀(online)
      inochi 学生フォーラム2017 PL
      寺本 将行(online)
      inochi未来プロジェクト理事 / inochi WAKAZO Project 創設者
  14. WKC Forum(オンライン開催)(2023)

    WHOとのコラボ!視座は⾼く持って

    • 概要

      普段はめったにお話を聴けないような医療・ヘルスケア分野のビッグゲストと交流し、刺激を受けました。活動に向け一層モチベーションを上げることができました。

  15. Final Pitch Day(2023)

    社会実装に向かって大きく躍進する

    • 概要

      i-GIP終了後も社会実装を進めるi-GIP beyondチーム・inochi×together からお話を聞き、i-GIPの先にある自身の姿を想像しました。さらに、プロの阿波踊りダンサー集団・寶船様のパフォーマンスから迫力のあるプレゼンを学びました。

    • ゲスト

      inochi x together (inochi WAKAZO Forum 2022 優秀賞)
      藤田 さら、花咲 恵、原田 優来、高橋 千帆美
      寶船
      プロ阿波踊りパフォーマンス集団
  16. inochi KANSAI Forum 2023

    • 概要

      4か月間の試行錯誤の集大成として、全16チームがステージに立ち観客の前でアイデアを発表しました。その後、芦屋市長・髙島市長からご講演を頂き、自分の将来を考えるきっかけを得ました。チームにより結果はさまざまでしたが、i-GIPの教育プログラムが終了する日であると同時に新たな一歩を踏み出す日となりました。

    • ゲスト

      髙島 峻輔
      芦屋市長
      其道 忠久
      株式会社 電通 / inochi未来プロジェクト事務局
      佐々木 智一
      一般社団法人 京都試作ネット 代表理事
      黒川 貴史
      レスメド株式会社 代表取締役社長
      陳 和夫
      日本大学医学部内科学系 睡眠学分野 睡眠医学・呼吸管理学講座教授
      澤井 典子
      認定NPO法人 deleteC 理事
  17. inochi WAKAZO Forum 2023

    • 概要

      第1部をi-GIP、第2部をWAKAZOが企画する2部構成で大規模なフォーラムを開催しました。i-GIPでは関西・関東・北陸・九州の全4地域のフォーラムで優秀な成績を収めたチームを中心に7チームが登壇、4チームがロビーコンテンツとしてポスター発表を行いました。団体内外含め多くの観客にお集まりいただき、中高生の個性的で画期的なアイデアを世に発信する絶好の機会となりました。

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 参加概要

サポーター

理事長

理事長 澤 芳樹
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 澤 芳樹
  • 大阪大学 名誉教授
  • 大阪警察病院 院長
  • 理事

  • 森尾 友宏
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 森尾 友宏
    • 東京医科歯科大学 小児科発生発達病態学分野 教授
  • 池野 文昭
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 池野 文昭
    • Program Director(US)
    • Stanford Biodesign Adivisory Director
    • Japan Biodesign
  • 中村 雅也
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 中村 雅也
    • 慶応義塾大学 整形外科学教室 教授
  • 田中 里佳
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 田中 里佳
    • 順天堂大学大学院 医学研究科 再生医学 主任教授
  • 鈴木 寛
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 鈴木 寛
    • 東京大学 教授
    • 慶応義塾大学 教授
    • 社会創発塾 塾長
  • 宮田 裕章
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 宮田 裕章
    • 慶應義塾大学医学部 政策医療政策・管理学教室 教授
  • 寺本 将之
    inochi Gakusei Innovators' Program 2024 サポーター - 寺本 将之
    • 大阪大学医学部医学科卒 医師
    • 公衆衛生学修士

主催 Organizer

inochi WAKAZO Project × inochi未来プロジェクト

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi WAKAZO Project
inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi未来プロジェクト

東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でいのちを守る社会を創る」という目的の下活動する“inochi WAKAZO Project”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。

inochi WAKAZO Projectとは

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi WAKAZO Project

「若者の力でいのちを守る社会を創る」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。

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一般社団法人inochi未来プロジェクトとは

inochi Gakusei Innovators' Program 2024 - 主催団体inochi未来プロジェクト

みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、健康で長生きできる街・国になることをめざします。2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科特任教授澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。

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