inochi Gakusei Innovators' Program 2023 KYUSHU
プログラム期間
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活動報告
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Mentoring Dayを行いました!
Mentoring Dayを行いました!
7月30日(日)に、Mentoring Dayを開催しました!
今回のMentoring Dayでは、inochi WAKAZO Project 創設者・現 inochi未来プロジェクト理事の寺本将行 様、i-GIP 2020 KANSAIの代表・現 inochi未来プロジェクト推進委員の相良 壮馬 様、株式会社WEIN Group / 株式会社BACKSTAGE 社長室メンバーの太田 慎一 様、福岡浦添クリニック院長の山口 祐司 様、社会医療法人 春回会 井上病院の臨床検査科主任である川﨑 昭子 様の5名の方をメンターとしてお招きし、全10チームの中高生がメンタリングを行っていただきました。 実際に睡眠時無呼吸症候群の診療に関わっている医療者から医療的な側面からプランの実現性に関してご意見を伺ったり、経験豊富な講師の皆さんからのメンタリングを受け、今後の動きが明確になったチームも多かったようです。
プログラム終了後、中高生からは「今までつまずいていた点に的確にアドバイスを頂け、とても良い機会になった」「今日のメンタリングを活かして今後の課題解決に繋げたい」といった感想が寄せられました。 メンタリング後には、寺本様から「ヒアリングなどで五感で得た情報をベースに、何のために自分たちがそのプロジェクトに取り組むのかという熱意をチームで共有するのが大事。頭でっかちにならずに、ハートの部分を大事に」という熱い言葉を頂きました。 この言葉を忘れずに、パッションを持って課題解決に向き合いたいです。
最後になりますが、本プログラムにご協力くださった寺本様、相良様、太田様、山口様、川﨑様に深く感謝申し上げます。 -
中高生が福岡浦添クリニックにヒアリングに行きました!
中高生が福岡浦添クリニックにヒアリングに行きました!
7月11日(火)、i-GIP KYUSHUに参加中の中高生が、睡眠障害の診療を行う福岡浦添クリニックで睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するヒアリングを行わせていただきました!
中高生は、患者さんの傾向や来院のきっかけ、来院のハードル、PSG検査を受ける患者さんの様子などについて、院長である山口祐司先生よりお話を伺いました。 SASの精密検査(PSG検査)の解析の様子や、検査のための入院部屋も見学させていただく中で、積極的に質問する様子がとても頼もしく見えました。 -
Discussion Dayを開催しました!
Discussion Dayを開催しました!
7月16日(日)、Discussion Dayを開催しました。
講師には倉田博之様をお招きして、医療イノベーションやデザイン思考の手法について、具体例を交えつつご講演とワークショップを行っていただきました。 医療イノベーションに関するご講演では、AppleやAmazonといった会社を例に挙げ、成功するイノベーションにおいては「人間中心・高齢化・インターネット・グローバル化・人工知能・環境」がキーワードであること、また「アンケートの回答のように誰もが気づいている課題ではなく、見せられて初めて欲しかったとわかる課題」を発見することの重要性をお話しいただきました。 また、デザイン思考における①共感・観察・体験をもとに、②問題を定義・発散し、③プロトタイプを作成して、④感性を動かすストーリーを語る、という手順について、途上国の未熟児や低出生体重児のための恒温器として開発された「Embrance Infant Warmer」を具体例として用いながら、わかりやすくご説明いただきました。
ご講演いただいた内容を踏まえ、午後には中高生が実際にヒアリングで得た情報をもとに「問題定義」を実践しました。 中高生たちはヒアリングで得られた情報の少なさに苦戦しつつも、倉田先生にアドバイスを頂きながら、「問題定義」の手順を辿ることができました。
参加した中高生からは、「自分の価値観で判断しないことや、事実を受け入れること、好奇心や疑問を持つなど、デザイン思考の過程で大切なことを学べた」「色々な組み合わせを作り新たな発見をすることが革新的なものを生み出すことができると知り、既存のものにとらわれるのではなく、柔軟な考え方をするという意識を持って解決策を見出していこうと思った」「学んだことを今後に活かしたい」といった感想をいただきました。
課題解決の難しさを実感した人も多かったようですが、このDiscussion Dayをこれからの糧にして学び、前進していけるよう、中高生も大学生も精進していければと思います。 最後になりますが、本プログラムにご協力いただいた倉田先生に深く感謝申し上げます。 -
中高生が福岡浦添クリニックにヒアリングに行きました!
中高生が福岡浦添クリニックにヒアリングに行きました!
7月11日(火)、i-GIP KYUSHUに参加中の中高生が、睡眠障害の診療を行う福岡浦添クリニックで睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関するヒアリングを行わせていただきました!
中高生は、患者さんの傾向や来院のきっかけ、来院のハードル、PSG検査を受ける患者さんの様子などについて、院長である山口祐司先生よりお話を伺いました。 SASの精密検査(PSG検査)の解析の様子や、検査のための入院部屋も見学させていただく中で、積極的に質問する様子がとても頼もしく見えました。 -
Discussion Dayを開催しました!
Discussion Dayを開催しました!
7月16日(日)、Discussion Dayを開催しました。
講師には倉田博之様をお招きして、医療イノベーションやデザイン思考の手法について、具体例を交えつつご講演とワークショップを行っていただきました。 医療イノベーションに関するご講演では、AppleやAmazonといった会社を例に挙げ、成功するイノベーションにおいては「人間中心・高齢化・インターネット・グローバル化・人工知能・環境」がキーワードであること、また「アンケートの回答のように誰もが気づいている課題ではなく、見せられて初めて欲しかったとわかる課題」を発見することの重要性をお話しいただきました。 また、デザイン思考における①共感・観察・体験をもとに、②問題を定義・発散し、③プロトタイプを作成して、④感性を動かすストーリーを語る、という手順について、途上国の未熟児や低出生体重児のための恒温器として開発された「Embrance Infant Warmer」を具体例として用いながら、わかりやすくご説明いただきました。
ご講演いただいた内容を踏まえ、午後には中高生が実際にヒアリングで得た情報をもとに「問題定義」を実践しました。 中高生たちはヒアリングで得られた情報の少なさに苦戦しつつも、倉田先生にアドバイスを頂きながら、「問題定義」の手順を辿ることができました。
参加した中高生からは、「自分の価値観で判断しないことや、事実を受け入れること、好奇心や疑問を持つなど、デザイン思考の過程で大切なことを学べた」「色々な組み合わせを作り新たな発見をすることが革新的なものを生み出すことができると知り、既存のものにとらわれるのではなく、柔軟な考え方をするという意識を持って解決策を見出していこうと思った」「学んだことを今後に活かしたい」といった感想をいただきました。
課題解決の難しさを実感した人も多かったようですが、このDiscussion Dayをこれからの糧にして学び、前進していけるよう、中高生も大学生も精進していければと思います。 最後になりますが、本プログラムにご協力いただいた倉田先生に深く感謝申し上げます。 -
Kick Off Meetingを開催しました!
Kick Off Meetingを開催しました!
7月2日(日)に、Kick Off Dayを開催しました!
今回のKick Off Meetingは、課題解決に欠かせないヒアリングを実践的に学ぶことを目的とし、 2021年度i-GIP TOKUSHIMA代表の福本和生様によるヒアリングに関するご講演の後、睡眠障害診療を行う医師の方やCPAP等の医療機器のレンタル・販売を行う企業の方々に実際にヒアリングを行いました。
福本様のご講演では、自身が開発した赤ちゃんの泣き声を可視化するアプリ「あわベビ」の開発過程でのヒアリングのお話を交えながら、ヒアリングの対象者の素直な感情やニーズを聞き出すこと、そのために問いかける質問を練ることの重要性についてご講演いただきました。 後半のヒアリング実践のパートでは、久留米大学病院 睡眠医療外来 外来医長の比江嶋 啓至 様、佐賀大学医学部 循環器内科 特任教授の田中 敦史 様、総合医療サービス株式会社の神原 彰太 様、株式会社ヤマックス営業部長の志田 大輔 様の4名の方をお招きし、中高生たちの睡眠時無呼吸症候群やCPAPについてのインタビューにお答えいただきました。
参加した中高生からは、「(福本様の)参加者と会話を交えながらプレゼンするスタイルが新鮮で終始楽しかった」「講演や事前動画を視聴しやる気十分にヒアリングに臨んだが、いざやってみると緊張して質問するのが難しかった」「次のヒアリングでは、対象者の素直な気持ちを聞き出せるようにしたい」といった感想が寄せられました。
最後になりますが、本プログラムにご協力くださった福本様、比江嶋様、田中様、神原様、志田様に深く感謝申し上げます。 -
西坂麻里先生へヒアリングを行いました!
西坂麻里先生へヒアリングを行いました!
6月12日に、九州大学病院循環器内科等で睡眠呼吸障害の診療を行っている西坂麻里先生にヒアリングを行いました。
西坂先生は、循環器疾患のある方への睡眠呼吸障害治療の具体的な様子やその難しさ、複数の病院間における睡眠呼吸障害治療の違い、問題の背景にある社会制度とそれに対する見解など、様々なお話をしてくださいました。 一人ひとりの患者さんに対して手を抜かず、時間をかけて「リハビリ」のように気長に寄り添う西坂先生の姿勢は特に印象的でした。
今回の訪問中にCPAP治療も体験もさせていただきました。 マスクを固定するためのゴムベルトの付け心地や、空気が送られている間の感覚などを知り、CPAP治療のアドヒアランス向上における困難がより具体的にイメージできました。
※アドヒアランス:患者が治療方針の決定に賛同し積極的に治療を受けること(日本ジェネリック製薬協会HPより) -
Pre Kick Off Meetingを開催しました!
Pre Kick Off Meetingを開催しました!
6月4日(日)、一次選考を通過した中高生を対象に、オンラインにてPre Kick Off Meetingを開催しました。
i-GIP KYUSHU メンバーの水谷愛による睡眠時無呼吸症候群の概要に関する講義に加え、社会医療法人春回会井上病院病院長の吉嶺裕之様を講師にお招きして、睡眠時無呼吸症候群の診療現場や患者様の様子等についてご講演いただきました。
講演後の質疑応答では多くの中高生からの質問が相次ぎ、SAS治療についての知識を深める様子が見受けられました。
今後も中高生が楽しく参加でき、かつ有意義な教育プログラムを提供できるよう、大学生一同運営に励みます。
inochi Gakusei Innovators' Program 2023 参 加 概 要
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私たちは、医療・ヘルスケア課題解決に取り組む課外活動プログラム「i-GIP」に参加する中高生の皆さんを募集します。自分の手で、いのち守る未来社会の実現に取り組んでみたい学生の皆さんをお待ちしております。
中高生募集要項 -
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i-GIPに興味のある保護者の皆様へ
昨年度の活動をまとめたinochi WAKAZO Forum 2022パンフレットをご案内いたします(今年度と異なる点がございます)。
inochi WAKAZO Forum
2022パンフレット -
i-GIPに既に参加されている中高生の保護者の皆様へ
inochi Gakusei Innovators’ Prorgam(i-GIP)へ特別サポーターとして本課外活動プログラムを応援することも可能です(寄付をしなかった場合でもお子様の活動において不利益を被ることはございません)。
ご支援くださる方はこちら
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昨年度の活動をまとめたinochi WAKAZO Forum 2022パンフレットをご案内いたします(今年度と異なる点がございます)。
inochi WAKAZO Forum
2022パンフレット -
私たちは、一緒に医療・ヘルスケア課題解決プロジェクトの運営としてi-GIPに参加してくださる大学生の皆さんを募集しています。4/5・4/12・4/19・4/26・5/3に大学生向け説明会を行いますので、本課外活動プログラムに興味のある方はぜひご参加ください。
大学生向け説明会
お申込みフォームまた、運営に参加したい場合には下記お申込みフォームからご連絡ください。
大学生向け
お申込みフォーム -
いのち守る未来社会の実現に向けて継続的に事業を行うため、個人・企業の皆様からの温かいご支援をお待ちしております。
ご支援くださる方はこちら
アドバイザー
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陳 和夫
- 日本大学医学部内科学系 睡眠学分野 睡眠医学・呼吸管理学講座 教授 (研究所) / 京都大学大学院医学研究科附属 ゲノム医学センター 研究員 (特任教授)
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米田 隆
- 金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 未来型健康増進医学/融合研究域融合科学系/ 教授/学長補佐
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葛西 隆敏
- 順天堂大学大学院医学研究科 循環器内科学 准教授/ 順天堂大学医学部附属順天堂医院 睡眠・呼吸障害センター センター長
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内村 直尚
- 日本睡眠学会 理事長 / 久留米大学 学長
サポーター
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理事長
澤 芳樹
- 大阪大学 名誉教授
- 大阪警察病院 院長
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理事
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森尾 友宏
- 東京医科歯科大学 小児科発生発達病態学分野 教授
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中村 雅也
- 慶応義塾大学 整形外科学教室 教授
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田中 里佳
- 順天堂大学大学院 医学研究科 再生医学 主任教授
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鈴木 寛
- 東京大学 教授
- 慶応義塾大学 教授
- 社会創発塾 塾長
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高橋 良輔
- 京都大学大学院 医学研究科 脳病態生理学講座 臨床神経学 (脳神経内科) 教授
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宮田 裕章
- 慶応義塾大学 医学部医療政策 ・ 管理学教室 教授
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松村 真宏
- 大阪大学大学院 経済学研究科 教授
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池野 文昭
- Program Director(US)
- Stanford Biodesign Adivisory Director
- Japan Biodesign
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寺本 将行
- 大阪大学 医学部医学科卒 医師
- 公衆衛生学 修士(MPA)
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主催
inochi WAKAZO Project×inochi未来プロジェクト
東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」という目的の下活動する“inochi WAKAZO Project”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。
inochi WAKAZO Projectとは
「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。
ご支援くださる方はこちら一般社団法人inochi未来プロジェクトとは
みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、健康で長生きできる街・国になることをめざします。2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科特任教授澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。
inochi未来プロジェクトの活動