中高生がヘルスケア課題解決プランを競うプログラム「i-GIP」
今年度テーマ:心不全パンデミック
inochi Gakusei Innovators’ Program(i-GIP)とは、中高生2~4人と大学生メンターから成るチームで
4ヶ月間ヘルスケア課題解決に挑むプロジェクトです。
今年は「心不全パンデミック」をテーマに、関東地域では20ものチームが活動しています。
超高齢社会にある日本において、非医療者である若者はいかにして市民生活の中で「いのち」
を守っていくことができるのだろうか。その難問に、答えを出そうとして
日々もがいています。
技術革新が進み、健康寿命は年々延伸され、近年では不老不死の実現に向けた動きすら行われるようになりました。
その一方で、生きづらさが漏れることも、安楽死/尊厳死の議論も、多くなっています。
生や、それと不可分な死について正面から向き合って歩みを進めることは、人類の未来を指し示す方位磁石といえます。
歴史を振り返って生をアカデミックに見つめる基調講演から、中高生による
「今救われていないいのちを守る」ためのプレゼンテーションまで、ひと繋ぎのプログラムで紡がれる1日を、共に過ごし、
そして語り合いませんか。
心不全パンデミックを前に、君はどうする?
はじめまして。i-GIP KANTO 代表の、島 碧斗と申します。
東京大学文科一類に通う、文系の大学生です。
僕は医学生ではありません。将来医者になることは、恐らくないと思います。
それでも、人のいのちを救いたいと、心の底から思っています。医療者でない若者でも、いや、「医療者ではないからこそ」救えるいのちがあると、信じて活動しています。
健康であることは、誰もが考えるべきことだと、僕は思っています。誰にとっても自分ごとで、医療者だけが考えていればいいことではないんです。
僕がこう思うようになったのは、高校1年生だった2018年に、このi-GIPに参加したことでした。それまであまりにも社会のこと、医療のこと、健康のことを知らなかった僕は、生死を彷徨った経験のある人や遺族に接し、それまで遠いものだった死という事象が眼前に立ち現れてきて、愕然としたのを覚えています。
同時に、若者でも人々の健康を守るアイデアを考え出し、実際に社会に実装できるんだ、人のいのちを救うことができるんだということも知りました。
「心不全」で苦しむ人を救うために、医者でなくてもできることは、たくさんあります。
大学生と二人三脚で健康について考え抜き、「市民が市民の健康を守る社会」を、共に創っていきましょう!
東京大学文科一類2年
島碧斗
志水秀行
慶応義塾大学医学部
外科学(心臓血管)教授
小野稔
東京大学大学院医学系研究科
心臓外科学教授
一般社団法人ピーペック
澤 芳樹
大阪大学大学院医学系研究科
特任助教
大阪警察病院 院長
森尾 友宏
東京医科歯科大学
発生発達病態学分野 教授
中村 雅也
慶應義塾大学医学部
整形外科学教室 教授
田中 里佳
順天堂大学医学部
形成外科学講座 先任准教授
鈴木 寛
東京大学 教授
慶應義塾大学 教授
高橋 良輔
京都大学大学院医学研究科
臨床神経学 教授
宮田 裕章
慶應義塾大学医学部
教授
松村 真宏
大阪大学大学院
経済学研究科 教授
池野 文昭
Program Director (US),Stanford Biodesign Advisory Director,Japan Biodesign
寺本 将行
大阪大学医学部医学科卒
医師
参加生徒・学生のために現場へのインタビューやアドバイス提供にご協力いただける医療関係従事者様・企業様および開発の技術協力をしてくださる企業 様、企業様からのご協力を募集しております。また、本プロジェクトは企業様からのご協賛により成り立っております。興味を持ってくださった皆様、お気軽にご連絡ください。
ご支援くださる方はこちら大学生・大学院生運営スタッフを募集しています。「若者にしかできないヘルスケアの課題解決がある。」私たちはそう信じています。私たちと一緒に未来のヘルスケアを変えていきませんか?特別な知識や技術は問いません。興味のある方は以下のフォームから簡単な質問に答えてください。後日メンバーから改めて連絡します。
運営大学生応募フォーム
東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」という目的の下活動する
“inochi WAKAZO Project”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する
“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。
「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした
次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの
創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の
境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。
みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。
医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、
健康で長生きできる街・国になることをめざします。
2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを
加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。
一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科特任教授
澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。