中高生がヘルスケア課題解決プランを競うプログラム
今年度テーマ:心不全パンデミック
inochi Gakusei Innovators’ Program(i-GIP)とは、inochi WAKAZO Projectが運営する、
5ヶ月間に渡り、2〜4名から成る中高・高専生のチームがヘルスケア課題解決の
プランを創出・実行し競い合うプログラムです。
本プログラムは、関西で2015年から毎年開催されており、2019年に関東、2020年に
金沢(現北陸)、2021年に徳島(現四国)、そして本年度は九州に進出し、5地域で開催されます。
選考を通過した中高・高専生2〜4名+大学生メンターで1つのチームを結成します。
当事者・関係者の方などとの対話を通して、「どのようなことに生きづらさを感じているのか、困っているのか」「どのようなことが求められているか」をお聞きし、様々な課題を肌感で捉えていきます。
当事者や関係者の方々を取り巻く問題の全体像を把握し、本質的な課題かつ自分のチームが取り組むべき課題は何なのかを設定します。
自らが設定した課題を解決するためのプランを創出します。
創出したプランの試作品を作りながらプランを実行し、課題解決の精度を高めていきます。
プログラムの最後には約20チームから数チームが抜擢され、inochi WAKAZO Forumで多数の観客の前で、プランのプレゼンテーションを行います。その中でグランプリを決定し、優秀チームにはプランの実現のための資金援助15万円が授与されます。
プログラムの間に得た経験を糧に、社会実装を目指して活動を続けるチームに対して、継続的な支援を行います。
各界トップランナーからの
特別講義
金沢大学・富山大学・福井大学医学部生
らによるフルサポート
ヘルスケアの知識、
プレゼンスキルの獲得
心不全パンデミックを前に、君はどうする?
初めまして、i-GIP北陸で2022年度の運営代表を務めております、金沢大学2年の定免泰誠(じょうめんたいせい)と申します。
僕がこの活動に取り組む当初は、正直のところ「人の命を救おう」「若者の力で社会を変えてやるんだ」なんて大それたことは思っておらず、「医療従事者でもない者ができることは少ないだろうが、後学のために参加してみようか」と考えておりました。ところが、活動する中でたくさんの医療従事者、大学の先生方、市民の方々に活動を応援していただき、何より中高生が大変意欲的であり、斬新かつ面白いアイデアで大人たちを唸らせているのを見て、何の専門知識もない僕たちが、いや、ないからこそ、誰もが考え付かなかった方法で社会を変えていけるのだと気がつきました。
今では、「私たちの力で、現在の、そして未来の『心不全』をなくそう」という強い意志で活動しています。
ここから、「いのちを守る北陸」が始まります。
どうか、私たちの活動を広げ、みんなでいのちを守る社会の実現のために、あなたの力を貸してください!よろしくお願いします。
金沢大学融合学域先導学類2年
定免泰誠
inochiには、なんとなく面白そう!という理由で参加を決意しましたが、沢山のかけがえのないものを得られました。まず、各方面のスペシャリストの講義を受けられたことです。意欲ある仲間達と聴く講義は新鮮で、刺激的で、僕が医師を志すきっかけとなりました。また、チームで課題解決に取り組むことや、0から新たなものを創造することの難しさを実感できました。高校生でこれらを経験できたのは、自分の強みの1つだと今では感じています。そして、受験勉強の観点からも、inochiは転機となりました。憧れの大学の学生がメンターとして、親切に、丁寧に助けてくれたことから、「メンターさんと同じ大学に行くんだ!」という強い目標を持つことができました。
私たちがinochiに参加して一番思ったことは、「本当に楽しかった!」ということです。 チームのメンバーや大学生、他の学校の人たちと一緒に駆け抜けた半年間は、かけがえのないものになりました。 実際に会社に行ったり、医療の最先端で活動していらっしゃる方々の講演を聞いたり、普通に学校生活を送っていては経験できないことがたくさんできました。 大変なこともありますが、この経験が確実に自分の人生にとって糧になります。 医学部を目指している人はもちろん、そうでない人もぜひ参加してみてください!
本プログラムで培った能力とヘルスケア・イノベーションへの高い志を持って、
毎年多数のi-GIP修了生が、AO・推薦・一般入試でトップレベルの大学に進学し、
日本・世界のヘルスケアを牽引する人材へと道を歩んでいます。
inochi Gakusei Innovators’ Program 参加規約(リンク)
本規約は2022年4月10日より実施するものとします。
応募に際した注意点
音羽勘一
富山県立中央病院循環器内科
岡島正樹
金沢大学医薬保健研究域医学系
救急・災害医学分野教授
金沢大学附属病院救急科科長
米田隆
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科
未来型健康増進医学/
融合研究域融合科学系
田端俊英
富山大学学術研究部工学系
澤 芳樹
大阪大学大学院医学系研究科
特任助教
大阪警察病院 院長
森尾 友宏
東京医科歯科大学
発生発達病態学分野 教授
中村 雅也
慶應義塾大学医学部
整形外科学教室 教授
田中 里佳
順天堂大学医学部
形成外科学講座 先任准教授
鈴木 寛
東京大学 教授
慶應義塾大学 教授
高橋 良輔
京都大学大学院医学研究科
臨床神経学 教授
宮田 裕章
慶應義塾大学医学部
教授
松村 真宏
大阪大学大学院
経済学研究科 教授
池野 文昭
Program Director (US),Stanford Biodesign Advisory Director,Japan Biodesign
寺本 将行
大阪大学医学部医学科卒
医師
参加生徒・学生のために現場へのインタビューやアドバイス提供にご協力いただける医療関係従事者様・企業様および開発の技術協力をしてくださる企業 様、企業様からのご協力を募集しております。また、本プロジェクトは企業様からのご協賛により成り立っております。興味を持ってくださった皆様、お気軽にご連絡ください。
ご支援くださる方はこちら大学生・大学院生運営スタッフを募集しています。「若者にしかできないヘルスケアの課題解決がある。」私たちはそう信じています。私たちと一緒に未来のヘルスケアを変えていきませんか?特別な知識や技術は問いません。興味のある方は以下のフォームから簡単な質問に答えてください。後日メンバーから改めて連絡します。
運営大学生応募フォーム
東大・京大・慶大・阪大を中心として「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」という目的の下活動する
“inochi WAKAZO Project”と、みんなでinochiの大切さと未来について考え行動する
“inochi未来プロジェクト”との協同プロジェクトです。
「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした
次世代イノベーター集団。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの
創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この2つを通して、市民と医療者の
境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現します。
みんなでinochiの大切さと未来について考え、行動するプロジェクト。
医療者・企業・行政そして市民と患者も。関西・日本が、みんなでささえあいながら、
健康で長生きできる街・国になることをめざします。
2014年6月にinochi未来プロジェクト実行委員会を立ち上げ、今後、関西発の健康・医療イノベーションを
加速させるべく2015年11月に一般社団法人inochi未来プロジェクトへと発展いたしました。
一般社団法人inochi未来プロジェクトは、大阪大学大学院医学系研究科特任教授
澤芳樹を理事長として、他8人の理事によって構成されています。