現状
現状
「5人に4人」
心肺停止状態で救急搬送された方のうち亡くなる方の割合です。
救急車を呼ぶとき、人はその人が助かることを切に願うことでしょう。しかし、心肺停止状態で救急搬送された方の8割の方は帰らぬ人になっているというのは悲しく恐ろしい状況です。
心臓突然死はいつ誰にでも起きる可能性があります。
令和元年度の日本人の死因第2位、第4位は心疾患と脳血管疾患です。
これらは心肺停止を引き起こしうる疾患であり、心臓突然死の原因になり得る疾患です。
このような疾患は医師や看護師のような医療者にしか対処ができないのでしょうか?
5人に4人は亡くなるという数字は変えられないのでしょうか?
心臓や脳の関わる病気や心肺停止状態のような危機的な状況下では、私たち市民には何もできないと思われる方も多くいらっしゃると思います。しかし、実は、心肺停止状態の方が助かるために最も必要なことは「院前一次救命処置:市民による心臓マッサージやAEDの使用といった救命処置」が最も必要です。
現状では心肺停止状態で救急搬送された方の2割弱にしか市民による院前一次救命処置はなされていません。
私たちの住む「石川・金沢」には東京や大阪のような大都市圏の約2倍ものAEDが設置されています。
しかし、使用率や心肺停止予後率(心肺停止状態で救急搬送された方の生存率)には大差がありません。
私たちは、この現状を変えたいのです!
AEDが多くあるのであれば、それだけ多くの人の命を救える可能性が高いです。だからこそ私たちは挑戦します、金沢を全国に先駆けて救命都市にするために。
古より北陸の人々の命を守り続けてきた北陸の医の鎮守「金沢」
大学をはじめ、多くの学術機関のある学都「金沢」
高校生の柔軟な発想と金沢のもつ豊富な資源を融合し、
これまでにない革新的な解決策を創出します。